皆さんは実際、お葬式の喪主を経験したことはありますでしょうか?喪主になる、ということは多くの人において人生において1回や2回くらいのことかと思います。
しかし、いずれは、自分の両親や家族が旅立つ日があり、その時に自分自身が喪主になるかもしれません。
現代において、お葬式は、簡素化が進み、大勢の方をお呼びする一大行事、というほど大がかりなものではなくなっており、喪主の負担はずいぶんと軽くなっているかと思います。
ただ、今回お伝えしたい「葬儀が終わった後」に関しては、まだまだ整理がされていない部分がたくさんあり、知らないことで随分と苦労してしまうことや無駄なことをしてしまう、などが起こっています。
抑えておきたいポイントを解説していきますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
四十九日までがひとつの区切り。まずはそこまで考える。
一般的には喪主の役割は一周忌を迎えるまでとなりますが、四十九日までが一番やるべきことが多いと言えます。一年間を一度に計画するのは、しんどくなってしまいますので、まずは、四十九日の法要と納骨を区切りとしてやるべきことを整理することをお勧めします。
何をやるか、という情報は、葬儀社や役所から渡される葬儀後手続きの手引きなどが参考になりますが、個人によって必要なものや不要なものが異なるので、その人独自のスケジュールとリストは必要となります。
また、やることと期間的なゴールを決めてしまうと精神的に落ち着くので、お葬式が終わった後は、四十九日法要を迎えるまでにやるべきことを紙に書き出し、リストを作りましょう。
葬儀後にやることを分類する
葬儀後にやることは大きくわけて、「行政手続き」「仏事」「挨拶・御礼」「遺産関係」に分けられます。
各項目ごとに何をやるのか、ということを説明します。また、この記事では全体的なことのみを記載していますが、項目ごとにさらに詳しく解説した記事も用意していますので、併せてご覧ください。
行政等の手続き
まず最初に行うべき必須事項
以下の内容は、10日以内など、できるだけ早めに行う必要がある手続きになります。
手続きをしないと、亡くなった方へお金が振り込み続けられるなどの問題が起きますので、多くは必須で行うべき事項になります。
年金受給の停止
住民票の抹消・世帯主の変更
国民健康保険の喪失手続きと保険証返却
被雇用保険の保険証返却
介護保険資格喪失届の提出と介護被保険証の返却
より詳しい内容を知りたい方は、こちらに解説していますので、併せてご覧ください。
急がなくてよいが、亡くなってから行うべきこと(補助金の申請)
以下の内容は、亡くなった方の状況によって、国から以下のようなお金の支給されます。
期限は2年など、長く設定されているため、急ぐ必要はありませんが、支給されるためには、申請する必要があります。
国民年金の死亡一時金の請求
埋葬料・葬祭費の請求
遺族年金の請求
その他早めに実施しておきたいもの(サービスの停止・返却)
電気・ガス・水道・インターネットの契約名義変更もしくは解約
新聞やネットのサブスクサービスなど、各種月額サービスの停止
クレジットカードの解約
パスポート・運転免許証の返納
仏事・埋葬。宗教的なこと
遺骨をお墓に埋葬するまでにやるべき宗教的な事項です。
宗教・宗派によって内容は異なりますが、それぞれのやり方に従って進める必要があります。
ご遺骨の安置と後飾りの設置
位牌の購入
仏壇や手元供養の検討
埋葬先の決定と納骨
四十九日法要の実施
挨拶・御礼。人間関係的なこと
葬儀に参列された方、もしくは参列していないが、お世話になった方への御礼の連絡・挨拶を行います。
事後通知状の送付
香典返し
供花のお礼状の送付
訪問者の対応
喪中はがきの作成
遺産関係
遺産を遺されて亡くなった場合は、遺族が相続の手続き等を行っていく必要があります。遺産が少ない場合は自分自身で手続きをすることも可能ですが、金額や資産が多い場合は、税理士に依頼して相続の手続きを行います。
遺言書の確認
遺産相続・財産分与
金融資産・不動産の相続
遺品整理
形見分け
亡くなった方の状況によって、必要なもの、不要なもの、またはここに記載がないがやるべきこともあるかもしれません。
やるべきことがたくさんあるので大変かと思いますが、葬儀後のやることノートを書いてみて、頭の整理をしながら進めてみるのがよいかと思います。


